現在ネパールの世界遺産スワヤンブナートストゥーパで百年に一度の大修復事業が行われています。その貴重な修復作業を報告レポートするサイトです!
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  • ストゥーパ修復作業

    スワヤンブナートストゥーパの修復作業

    スワヤンブナートストゥーパは高さ15mほどのすり鉢伏パゴダ型で、四方にはマンダラ寺院建築様式の門が彫金細工で表現されています。また、ストゥーパのパゴダ上部には、仏陀の智慧の目が四方に描かれストゥーパのシンボル的デザインとして親しまれています。そして、更にその上部は九輪を模した宇宙観が金属細工で飾られ、ストゥーパ全体の荘厳を象徴しています。

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    修復作業は、ストゥーパ全体に張り巡らされている鍍金銅板部分を新しく鍍金を行うというものです。これらの銅板による金属部分の総部数は、数千点に及びます。これらの作業は、全て手作業によって行われています。長年に渡り風雨にさらされ、また鳥の糞などで腐食した銅板を丁寧に取り外します。
    そして、丁寧にこれらを洗浄します。腐食部分は新たに銅板を張り加え、またデザイン部分の陰影を新たに叩きだす作業を行います。金メッキは水銀を混ぜた金を塗り込みそれを火で炙る事で金を貼るという伝統的な鍍金技法で行われます。
    2008年より始められたこの修復作業は、全体のほぼ半分を終えています。今までに使用した純金は約10kg。これから完成までに、同じ時間と材料が必要となります。

    これらの作業は、ネワール族の伝統工芸職人たちによって行われています。彼ら自身、この百年に一度の大修復作業に参加出来る事をシャキャ族の誇りと思い、心を込めて丁寧に一つひとつの作業を行っています。作業に関わる職人は、約20人以上のプロジェクトチームとして、毎日作業に従事しています。

    2009年夏より、有名な目玉のストゥーパ上部のマンダラやリング、頭頂部などに足場を組んでのストゥーパ上部の改修作業が現在行われています。

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    またネパールの国立美術館博物館の研究員たちも加わり、この貴重な伝統建造物の調査を行っています。ネパール政府やアメリカ大使館、国連ユネスコなどの組織や機関も、この世界遺産の貴重な修復作業に惜しみない理解と協力を行っています。

    長く混迷を続けてきたネパール国内政治情勢の中で、多くの伝統文化材や伝統建築は老朽化し、その価値の保存が危ぶまれてきましたが、現在行われているスワヤンブナートストゥーパの大修復事業は、ネパール国家と民族の誇りのシンボルとして、また世界中の仏教徒にとっての貴重な文化遺産の生きた伝承としての価値あるプロジェクトとして世界中から注目されています。

    スワヤンブナートストゥーパの大修復事業の発願者であり、スポンサーであるタルタン・トゥルク・リンポチェは更に他の多くの仏教文化遺産の保護とそれらの修復を願い、その実現の道を今も模索しております。

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